乾燥肌は遺伝する?しない?

2020年03月16日

乾燥肌は年齢によるものや、ケア不足や機能低下が原因で起きる場合もありますが、遺伝によって生まれつきの皮膚疾患を持って生まれる人もいます。先天性皮膚疾患とは、遺伝子の変化によって起こる皮膚疾患ですが、父親もしくは母親が皮膚疾患を元々もっていると子供に遺伝して起こる場合があります。

先天性皮膚疾患は、角化異常症、先天性水疱症、色素異常症、結合織疾患、腫瘍性疾患、モザイク疾患などです。またアトピー性皮膚炎なども親から遺伝します。アトピーは肌の角質がどんどん厚くなってしまい、保湿力が低下してかゆみなどの肌トラブルが普通の人より起こりやすくなり、適切な治療が必要になります。

乾燥肌の原因は、フィラグリンに関係すると言われ、フォラグリンの遺伝子異変があると、角質層形成に問題が起こると言われています。私たちの体は小さな細胞が無数に集まってできており、細胞には核というものが存在します。この核には23対の染色体があり、その人の重要な遺伝子情報が入っています。肌は3つの因子からなっており、それが皮脂、天然保湿因子、角質肝細胞脂質です。

皮脂は汗と皮脂が混ざり合って出来ており、肌表面を油膜として覆うことで肌内部に含まれた水分の蒸発を防ぐ性質があります。更に、脂肪酸が肌表面を弱酸性に保ち雑菌の繁殖を防ぎます。天然保湿因子は水と結びつく性質を持っており、アミノ酸や尿素、乳酸や延期室の4つで構成されています。角質間細胞脂質は通称セラミドと言われており、80%が水分で出来ています。

水分と脂質がサンドイッチのように交互に組み合わさることで水分の蒸発を防ぎます。フィラグリンは通称ヒスチジン・リッチ・プロテインといい、顆粒細胞で作られるたんぱく質の1種です。このフィラグリンが作られないと角質異常が起きて肌のバリア機能が低下し、皮膚炎などの様々なトラブルの原因になります。両親ともにアトピー性皮膚炎の場合、その子供に遺伝する確率は50%と言われています。また、乾燥肌は年齢によっても起こりやすくなります。

老化すると汗腺や皮脂腺から汗や皮脂の分泌が機能低下し、汗が分泌されにくくなると油膜を満足に張ることが難しくなってしまい、肌の保湿力やバリア機能低下が起こります。もちろん遺伝的な要因で肌が乾燥している人や汗腺や皮脂腺に異常がある人は日ごろから保湿ケアをしっかりと行う必要はありますが、老化に適した化粧水を選ぶのなら、さっぱりしたものではなく保湿効果の高いものや美容オイルを加えると肌の乾燥を防ぐことが出来ます。